『ウィッチウォッチ』キャラの元ネタや名前の意味は？作者の遊び心を読み解く

『ウィッチウォッチ』には、どのキャラクターにもユニークで印象的な名前がつけられています。

一見するとふざけているように思えるネーミングも、実は深い意味やモチーフ、言葉遊びが隠されており、作者・篠原健太先生ならではの“ネーミングセンス”が光るポイント。

この記事では、主要キャラを中心にその名前の意味や元ネタ、モチーフを読み解き、ウィッチウォッチの裏の楽しみ方をご紹介します！

この記事を読むとわかること

若月ニコ｜名前に込められた“魔女×笑顔”のニュアンス

ニコの名前は「にこっ（＝笑顔）」からの連想が濃厚で、性格や作品の雰囲気にぴったりな明るい名前です。

苗字の“若月”は、月（＝魔女）モチーフと考えられ、「まだ満ちていない＝未熟な魔女」のイメージも感じられます。

つまり“若月ニコ”＝「未熟だけど前向きに成長しようとする笑顔の魔女」を体現した名前といえます。

“守仁（もりひと）”という名前には、「守る・仁義」という強い意味が込められています。

“乙木”という苗字も珍しく、五行思想や陰陽道に関連する漢字「乙」「木」が用いられており、魔法世界とのつながりを感じさせます。

また、“鬼の一族”という背景を背負っている彼の“強さと優しさ”を表現した秀逸な名前設定です。

“風祭”という苗字は、実際に存在する苗字ですが、“風（風属性）”＋“祭（信仰・神格）”と読み解けます。

また、カンシという名前は「監視」や「感知」からの連想もあり、彼の“感覚の鋭さ”や“情報収集役”としての役割ともリンク。

天狗の末裔であるという設定と、「風」や「祭」の文字が噛み合う絶妙なネーミングです。

“真神（まがみ）”という苗字は、「まが（禍）＋神」とも読め、“禍々しい神”という意味合いも持つように感じられます。

この名前からは「抑圧された力」「制御不能な力」といった彼の二重人格の設定が連想されます。

また、名前の“ケイゴ”は「敬語」「警護」などから連想され、本来は理性や秩序を重んじる人格であることを示唆。

それと対をなすウルフ（獣）モードが暴走するというギャップ構造が名前にも内包されています。

“音夢”という名前は、そのまま「おと・ゆめ」と読め、静かで幻想的な印象を与えます。

ネムという響きは「眠る」＝“感情を閉ざす”とも読め、彼女のクールでミステリアスな性格とも一致。

また“宮尾”という苗字は、神社・封印・守りに関連するイメージが強く、何かを内に秘めているキャラとしての背景を表している可能性もあります。

篠原健太先生の代表作『SKET DANCE』でも、キャラ名には数多くの言葉遊びやモチーフが込められており、それは『ウィッチウォッチ』にも継承されています。

キャラの役割や性格を示す“隠し意味”があり、読者が後から気づいてニヤリとできるのが魅力。

キャラの名前に注目することで、ストーリーの奥行きがさらに広がります。

この記事のまとめ