2021年1月8日(金)に東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県に発令されることになりました。
期間は、2021年2月7日(日)までの1か月間、発令された後は、様々な方面でこれまで以上に制限されることになりそうです。
特に気になるのは受験生と大学入試。
この時期は、1月16日(土)・17日(日)の大学入学共通テスト(第1日程)を皮切りに、3月上旬まで、私立大学や国公立大学の入試が予定されています。
緊急事態宣言中でも共通テストは行われるのでしょうか。
文部科学省の反応
各社の取材によると、
文部科学省の幹部曰く、「中止はない、必ず実施する。」とコメントしています。
また、取材の中で萩生田文部科学大臣の記者会見で、
「仮に緊急事態宣言がでても、共通テストは実施する予定。ここで中止すると大パニックなる。」
とコメントしており、実施についてはまずあると思って間違いないでしょう。
個人的にこの方針は、
いきなり中止にすると全国の受験生が様々な、深刻な影響を受けてしまうからと考えます。
もちろん入試どころではなくなります。
実際、10月の申込時に合わせて受験料も払っていますし、一部だけ中止にしてしまうと公平な受験ではなくなってしまいます。
さらに、各大学も予定していた共通テストを利用する募集がなくなるので、定員割れが起きる可能性が高く、その他の問題も山積しますので、これでは受験制度自体が危ぶまれます。
こういった面からも、共通テストは間違いなく実施すると思います。
もしかしたら、発令後に文部科学省から何らかのコメントがあるかもしれません。
大学入試センターの反応
共通テストの運営・管理を担当する大学入試センターはから、2020年12月18日付で次のようなコメントがだされています。
コメントを読むとわかりますが、今のところ実施はするようです。
受験生のみなさんへ
来年1月に行われる大学入学共通テストまで1ヶ月を切りました。
今年度はコロナ禍における入試というこれまでにない中での試験実施になることから、
各試験場において、新型コロナウイルス感染症予防対策に基づき、
万全の体制で受験生を迎えることができるように準備を進めています。
この度、新型コロナウイルス感染症の感染を最大限防止するため、
みなさんに日頃から心掛けてほしい注意事項が令和2年12月18日付けで、
文部科学省及び厚生労働省から以下のとおり発表されました。
受験生のみなさんにおかれては、既に大学入試センターが公表している
令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テストの「受験上の注意」と併せて本注意事項を読んでいただき、
基本的な感染症対策を徹底するなど、体調管理に十分注意してください。
今回は、令和3年1月16日及び17日の試験の2週間後に追試験、
1月30日及び31日の試験の2週間後に特例追試験を準備し、
特に追試験では全都道府県に試験場を確保していますので、体調に不安が生じた場合には、
くれぐれも無理をせず追試験の申請をするようお願いします。
受験生のみなさんがこれまで準備してこられた成果を存分に発揮されるよう祈っています。
令和2年12月18日
独立行政法人大学入試センター理事長 山本廣基
大学入試センターHPより引用
大学入試センターは文部科学省管轄になります。
文部科学省や厚生労働省が何らかもコメントを出した場合には、もしかすると追加のコメントを出す可能性もありますね。
東京都の反応
7日現在、東京都からの共通テスト実施についてのコメントはありません。
東京都は約6万人もの受験生が67会場に分かれて受験します。
東京都は特に受験生数や会場数が多いので、今後何らかのコメントがあってもおかしくはないと思います。
埼玉県の反応
7日現在、埼玉県からの共通テスト実施についてのコメントはありません。
埼玉県は約2.7万人の受験生が、23会場に分かれて受験します。
今後のコメントがあり次第、追記します。
千葉県の反応
7日現在、千葉県からの共通テスト実施についてのコメントはありません。
千葉県は約2.3万人の受験生が、25会場に分かれて受験します。
今後のコメントがあり次第、追記します。
神奈川県の反応
7日現在、神奈川県からの共通テスト実施についてのコメントはありません。
神奈川県は約3万人の受験生が、25会場に分かれて受験します。
今後のコメントがあり次第、追記します。
大学の反応
各大学の反応は様々ですが、基本的には入試は実施するようです。
ただ、もし個別試験がなくなった場合や、新型コロナウイルスに感染してしまった場合は、共通テストの成績を利用して、合否を決める段取りです。
また、一部の大学は共通テストのみで判断するという大学もありますので、このことからも共通テストを中止することは非常に難しいといえると思います。
まとめ
今年度から新たに実施される共通テスト。
実施する方も不安ですが、受験を控えている受験生はさらに不安だと思います。
すべての受験生が公平に、過去の受験生のように、いつも通りの力を発揮できるように環境を整えてほしいと切に願います。