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この記事では2021年「富士ステークス」勝ち馬予想と出走予定馬の考察について記載しています。
富士ステークスは、10月23日(土)東京競馬場で行われるG2・芝1600mのレースです。2014年からこのレースの勝ち馬には、11月に行われるマイルチャンピオンシップへの優先出走権が与えられます。
皆さまの予想の参考になれば幸いです。
妙味のある馬が本命の菊花賞はコチラからどうぞ↓

- 富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:勝ち馬予想と考察
- 富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬一覧
- 富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬追い切りの考察
- アルジャンナ 56.0 騎乗予定:ルメール
- ザダル 56.0 騎乗予定:石橋
- サトノウィザード 56.0 騎乗予定:戸崎
- サンライズオネスト 56.0 騎乗予定:未定
- ソングライン 52.0 騎乗予定:池添
- ソーグリッタリング 56.0 騎乗予定:三浦
- タイムトゥヘヴン 54.0 騎乗予定:柴田
- ダノンザキッド 54.0 騎乗予定:川田
- ダーリントンホール 56.0 騎乗予定:横山武
- バスラットレオン 55.0 騎乗予定:坂井
- ハッピーアワー 56.0 騎乗予定:未定
- フォルコメン 56.0 騎乗予定:大野
- ボンセルヴィーソ 56.0 騎乗予定:未定
- マイラプソディ 56.0 騎乗予定:武
- ラウダシオン 57.0 騎乗予定:デムーロ
- ロータスランド 54.0 騎乗予定:田辺
- ワグネリアン 57.0 騎乗予定:福永
- 富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:コース傾向
富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:勝ち馬予想と考察
勝ち馬予想は次の通りなりました。各出走予定馬や考察、評価点数はこの後に記載しています。
勝ち馬予想と考察
◎(本命):ソングライン
〇(対抗):ロータスランド
▲(単穴):サトノウィザード
△(連下):ダノンザキッド
本命はソングライン
前走は1番人気でしたが、結果は3着でした。序盤の位置取りの争いで他馬と接触していました。そこからなんとかリカバリーをしていましたが、高い人気からかプレッシャーをかけられっぱなしでした。この影響もあってか、伸びがイマイチで厳しい競馬となりました。経験値の差や、内側の馬との位置取りの差もあったと思います。今回は、NHKマイルCでハナ差の2着に入った舞台となります。NHKマイルCの勝ち馬であるシュネルマイスターが毎日王冠を制したことで、この馬の評価も高めで固めて良いと感じます。古馬とは斤量差もありますので、スムーズな競馬ができればまず勝ち負けになるでしょう。
対抗はロータスランド
ソングラインを抑え、関屋記念を制したのはロータスランドでした。道中は内々を通り、2番手という位置でロスなく立ち回り、最後はタイミング良く抜け出しました。年明けから6戦4勝とノリに乗っている実績が示す通り、ワンターンのコースがベストな舞台。東京は初めてになりますが、ここでもしっかりと結果を残すのではないかと感じています。
単穴はサトノウィザード
前走は転厩初戦となりますが、関越Sを快勝しました。スタート後は後方に位置取り、最後の上り3ハロンは33秒0の末脚を発揮し、鮮やかに差し切りました。左回りだと少しもたれる面が不安要素ではありますが、一発あるならこの馬だと思います。前走が大外から力強いフットワークで鋭く差しきったことを考えると、今回も決めて勝負になればこのメンバーでも遜色はありません。
連下はダノンザキッド
前走は4月の皐月賞になり、約半年ぶりの復帰戦となります。前走は1番人気に推されながらも15着と完敗でした。全く実力が発揮できなかったレースだったと思います。また、前走後に骨折が判明し3カ月以上の休養を余儀なくされました。ダービーも回避することになったため、陣営としてはここでなんとか勝って、天皇賞(秋)へ向かいたいところだと思います。本来なら本命や対抗予想でもいいと思いますが、骨折明けのため評価は下げざるをえません。
富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬一覧
今年は17頭が登録しています。フルゲートは18頭ですので、今の状態なら全頭出走が可能になります。登録馬は馬名、斤量、騎乗予定騎手の順で記載しています。
アルジャンナ 56.0 騎乗予定:ルメール
ザダル 56.0 騎乗予定:石橋
サトノウィザード 56.0 騎乗予定:戸崎
サンライズオネスト 56.0 騎乗予定:未定
ソングライン 52.0 騎乗予定:池添
ソーグリッタリング 56.0 騎乗予定:三浦
タイムトゥヘヴン 54.0 騎乗予定:柴田
ダノンザキッド 54.0 騎乗予定:川田
ダーリントンホール 56.0 騎乗予定:横山武
バスラットレオン 55.0 騎乗予定:坂井
ハッピーアワー 56.0 騎乗予定:未定
フォルコメン 56.0 騎乗予定:大野
ボンセルヴィーソ 56.0 騎乗予定:未定
マイラプソディ 56.0 騎乗予定:武
ラウダシオン 57.0 騎乗予定:デムーロ
ロータスランド 54.0 騎乗予定:田辺
ワグネリアン 57.0 騎乗予定:福永
富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬追い切りの考察
ここでは出走予定している注目馬について考察していきます。各登録馬の考察と評価点数は次の通りです。本命馬は調教内容やデータ、傾向等から総合的に判断しています。そのため、必ずしも最高評価点数の馬が本命になるとは限りませんので、予めご了承ください。
アルジャンナ 56.0 騎乗予定:ルメール
3.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.6-39.4-25.5-12.4(馬なり)
前走
いい位置でレースを進められていましたが、直線は伸びをかきました。緩い馬場が合わなかったと見ています。
中間調教
10月初旬から乗り込みを再開しています。柔らかいフットワークが印象的でした。
好追い切りタイム①:前週・栗東・坂路・良・4ハロン(51.3ー37.4ー12.6、G前仕掛け)
厩舎情報
前走のエプソムカップはあまりにも走りませんでしたね。膝も問題なかったですし、敗因はわかりません。マイラーズCの時はしっかり走っていたので、気難しさが出てのかも…。状態は悪くありません。
ザダル 56.0 騎乗予定:石橋
3点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・南W・稍重
6F 85.0-68.8-52.9-37.7-12.1(馬なり)
セルヴァン(末強め)の外0.8秒追走・同入
前走
状態に大きな変化もなく、馬場の悪いところも難なく進められていました。前が壁や詰まっている状態だと闘争心を出す印象ですが、前走はハンデ差があるといっても反応が悪かったように思います。
中間調教
1週前追いきりでは前週よりも素軽さが一段とアップしました。この馬らしい回転力と力強さが備わった走りをしていました。馬体の迫力も印象的でした。
好追い切りタイム①:前週・美浦・南W・稍・5ハロン(69.3ー52.8ー37.8ー11.7、馬なり)
好追い切りタイム②:14日・美浦・南W・重・6ハロン(81.8ー67.4ー53.1ー37.8ー11.9、馬なり)
厩舎情報
前走は馬場も緩んでいたし、この馬には合わなかった。1週前の追い切りは手前を変えるのに手間取っていたけど、もともと不器用なところがある。いつもと状態自体は変わりない。久しぶりの1600mで後ろからの競馬にはなると思うけど、きれいな馬場で走らせてあげたいですね。
サトノウィザード 56.0 騎乗予定:戸崎
0.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・坂路・稍重
800m 52.9-38.1-25.0-12.4(末強め)
レーヴドゥラプレリ(末強め)を0.8秒追走・同入
前走
前走は反応が抜群でした。結果的に早めに動いていく形になりましたが、以前ほどもたれることは少なくなっていました。この感じなら左回りも走れそうだと思います。
中間調教
1週前追い切りは追走したとはいえ、追い出してからの反応や伸びが今一つでした。当週の追いでどこまで変わってくるかでしょう。
好追い切りタイム①:前週・美浦・南W・稍・4ハロン(51.3ー37.4ー12.4、直線仕掛け)
厩舎情報
1週前の追い切りは少し左にもたれるなど乗り難しい面を確かめてもらいました。戸崎ジョッキーは「気になるほどではない」という感想でした。前走は16キロ増でしたが、帰厩時の530キロから絞っていき、あのパフォーマンスでしたからね。さらに体の張が増して動きもいいので、体重は気にしていません。東京なら1800mくらいが理想だけど、リズムにのったときの決め手は重賞でも…と思わせます。
サンライズオネスト 56.0 騎乗予定:未定
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 51.8-38.2-25.1-12.7(馬なり)
前走
前走の距離は合っていると感じます。1度差されてしまいましたが、頑張って差し返していました。
中間調教
特になし。
好追い切りタイム①:6日・栗東・坂路・良・4ハロン(51.9ー37.3ー12.0、一杯に追う)
厩舎情報
特になし。
ソングライン 52.0 騎乗予定:池添
9.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・南W・稍重
5F 68.4-52.7-37.7-11.9(馬なり)
ウィンダミア(馬なり)の内0.9秒追走・0.4秒先着
前走
前走はスタートで寄られてしまい、不利となりました。それでもなんどか持ち直しましたが、外から来られた影響で力の入った走りになっていました。プレッシャーもあったと思いますが、次につながりそうないい経験だったと感じます。
中間調教
1週前追い切りは、仕掛けの反応は鋭く、併走でパートナーを楽々と突き放していました。馬体をふっくらと見せており、気配も申し分ない状態です。
好追い切りタイム①:前週・美浦・南W・良・6ハロン(84.7ー67.9ー53.0ー37.8ー11.5、馬なり)
好追い切りタイム②:13日・美浦・南W・稍・5ハロン(68.9ー53.0ー37.8ー11.8、G前仕掛け)
厩舎情報
もともと繊細な部分があるなかで、人気を背負って楽な競馬をさせてもらえませんでした。いい経験になったと思います。相変わらず素軽く、1週前としては十分な動きでした。春までは牝馬らしい繊細さがあったけど、心身ともに成長してきて堂々としてきました。操縦性が上がって、さらにゆったりと全身を使えるようになっています。今回もいい条件だと思いますし、期待に応える走りを見せてほしい。
ソーグリッタリング 56.0 騎乗予定:三浦
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 84.5-67.3-52.0-37.8-11.5(一杯)
ディープモンスター(直強め)の外0.9秒先行・0.2秒遅れ
前走
特になし。
中間調教
特になし。
厩舎情報
特になし。
タイムトゥヘヴン 54.0 騎乗予定:柴田
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・南W・稍重
6F 82.0-66.3-51.9-37.8-11.8(馬なり)
アメリカンフェイス(強め)の外1.7秒追走・0.4秒先着
前走
前走は直線で前が壁になってしまいました。結果論ですが、出遅れた馬は回避できていたので、流れに乗れた馬が割を食う形になった印象です。
中間調教
目いっぱいに追われる併走馬に歩調を合わせてましたが、持ったままで最後まで余力たっぷりでした。前走大敗の影響は全くないと思われます。
好追い切りタイム①:前週・美浦・南W・良・6ハロン(82.3ー65.7ー51.7ー38.0ー12.2、馬なり)
厩舎情報
前走は最後に前が詰まり、追うことができませんでした。折り合いもついていたし、あの不利以外は悪くなかったと思います。春よりも精神的に落ち着きがでたし、1600mは力を出しやすい条件。ひと叩きして反応が良化しているし、仕切り直したいですね。
ダノンザキッド 54.0 騎乗予定:川田
6.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 82.6-66.4-51.1-37.0-11.6(直強め)
前走
返し馬は良さそうな雰囲気でしたが、不完全燃焼でした。のちの骨折から考えるとこの時に少し不具合があったかもしれません。
中間調教
1週前追い切りは2馬身ほどの追走から終わってみれば、1秒強の先着を果たしていました。動き自体は文句なしと言えます。
好追い切りタイム①:前週・栗東・C・重・6ハロン(85.7ー69.1ー53.8ー39.1ー11.7、馬なり)
好追い切りタイム②:6日・栗東・C・良・5ハロン(67.0ー52.0ー37.5ー11.5、一杯に追う)
好追い切りタイム③:13日・栗東・C・良・6ハロン(78.9ー64.1ー49.5ー36.3ー12.3、G前追う)
厩舎情報
春は2歳チャンピオンらしくない結果になってしまいました。馬体重が540キロほどに戻り、成長も含めて状態面は春とは大違い。どこまでやれるか楽しみです。
ダーリントンホール 56.0 騎乗予定:横山武
3点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・南W・稍重
6F 85.7-68.7-53.4-38.4-11.6(馬なり)
ゴルコンダ(馬なり)の内0.5秒追走・同入
前走
重馬場で実績のある馬ですが、荒れた馬場に脚を取られているような一面がありました。道悪で勝っているだけに、久々のレースということも結果に影響していた可能性があります。
中間調教
9月末に再入厩しました。舌がハミを越していたものの、前週に続いて迫力あるフットワークを披露していました。久々を感じさせない動きです。
好追い切りタイム①:6日・美浦・南W・良・5ハロン(68.3ー53.0ー38.3ー11.5、強め)
好追い切りタイム②:13日・美浦・南W・稍・5ハロン(68.8ー53.7ー38.6ー11.5、強め)
厩舎情報
夏に使うプランもあったけど、暑い時期は苦手なので無理せず休ませてもらいました。気持ちの面はフレッシュさがあるし、ここ2週の追い切りでも活気のある走りをしています。のどの手術で息も楽になったと思うし、すごくいい雰囲気。久々の競馬で1600mの流れに戸惑いかもしれないけど、脚力は相当だし、どれだけやれるか楽しみにしています。
バスラットレオン 55.0 騎乗予定:坂井
2.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.8-38.5-24.2-11.7(馬なり)
前走
スタートでつまづいてしまい、出遅れました。道中は折り合っていましたが、反応がもうひとつで前に進んでいきませんでした。
中間調教
1週前追い切りは、仕掛けられてからも勢いが衰えることがなく、パワフルに伸びて僚馬を寄せ付けませんでした。
好追い切りタイム①:前週・栗東・坂路・良・4ハロン(50.2ー36.7ー12.3、1F追う)
好追い切りタイム②:13日・栗東・坂路・良・4ハロン(52.5ー37.9ー12.3、やや一杯)
厩舎情報
1週前の動きは良かったですね。1回使って状態は良くなっていると思います。
ハッピーアワー 56.0 騎乗予定:未定
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・ポリ・良
5F 64.3-48.9-35.8-11.7(馬なり)
前走
特になし。
中間調教
特になし。
厩舎情報
特になし。
フォルコメン 56.0 騎乗予定:大野
2点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・南W・稍重
5F 70.2-53.8-39.0-12.2(馬なり)
カフェキング(馬なり)の内0.1秒追走・同入
前走
終始落ち着いて走れていました。直線でもいい反応で、加速してからのスピード感も良かったと思います。
中間調教
特になし。
好追い切りタイム①:14日・美浦・南W・重・5ハロン(66.2ー51.4ー37.4ー11.9、馬なり)
厩舎情報
前走後も在厩で調整。涼しくなってきて馬体重は増加の傾向にあります。それでも追い切り自体は余裕をもってこなせていますし、さらに状態が良くなった印象。東京コースで力試しの1戦になりますが、去勢後は安定してきたので期待しています。
ボンセルヴィーソ 56.0 騎乗予定:未定
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.0-37.7-24.0-11.9(末強め)
前走
特になし。
中間調教
特になし。
好追い切りタイム①:前週・栗東・坂路・良・4ハロン(52.8ー37.7ー12.1、馬なり)
厩舎情報
特になし。
マイラプソディ 56.0 騎乗予定:武
0.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.9-38.7-25.3-12.6(馬なり)
前走
最後まで伸びてはいましたが、道中の位置がもう一列前なら順位も違ったという印象がありました。
中間調教
1中前追い切りは、中2週の臨戦過程でさらっと流した調整。大型馬なので叩いた上積みは見込めそう。
好追い切りタイム①:前週・栗東・芝・良・5ハロン(67.9ー50.2ー36.4ー12.0、馬なり)
厩舎情報
前走後も特に変わりはないです。長いところを使うとダラっとするところがあるので、テンから集中する競馬の方があっていそう。忙しい流れなら集中力を切らさずに走れると思うし、現時点ではマイルの方がいいですね。
ラウダシオン 57.0 騎乗予定:デムーロ
3.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 89.7-72.3-56.6-41.5-12.8(馬なり)
前走
久々の実戦ということもあり、終始忙しい印象で息が入らなかった感じがしました。
中間調教
1週前追い切りは単走でした。馬なりに終始するメニューでしたが、パワフルな脚力を見せていました。
厩舎情報
気持ちの難しさから展開によっては、走るのをやめてしまうタイプ。淡々としたペースで自分の形に持ち込めるかどうかですね。体調は上向いていますし、東京のマイルがいい方向にでれば…。
ロータスランド 54.0 騎乗予定:田辺
7点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.5-38.8-24.7-11.9(馬なり)
前走
最後まで余力のあるレース内容でした。1頭になるとフワフワしてしまうところがあるので、あえて外にはいかず内ラチに沿って走っていたのでしょう。この手ごたえなら、さらなる強豪相手でも通用する印象を持ちました。
中間調教
小気味いい走りで自己ベストの4ハロン50秒8をマークしました。馬なり主体も入念に乗り込まれ、仕上がりっは順調です。
好追い切りタイム①:前週・栗東・坂路・良・4ハロン(53.8ー39.1ー12.2、馬なり)
厩舎情報
もともと素質は高かったですし、本来のパフォーマンスができれば、という思いはありました。ふっくらした馬体で戻ってきたので、少しずつ引き締めて、だいぶハリやツヤがでてきましたね。前走はいい内容だったし、左回りもクリアしてくれて収穫が多いレースでした。抜け出したらフワフワしたりと全力で走っていませんでしたし、まだ秘めたものがあると思います。この相手にどこまでやれるか、今後に向けて試金石の1戦です。
ワグネリアン 57.0 騎乗予定:福永
4点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.3-38.4-25.1-12.5(馬なり)
前走
スタートがいまひとつで、ポジションを取りに前へ進めていましたが、タフな馬場で体力を使ってしまいました。待機作戦ならまた違っていたと思います。
中間調教
9月中旬すぎから乗り込みを再開しました。丹念に乗り込まれ、2週連続でびっしり追われていました。素軽い鋭い伸びを披露していました。
好追い切りタイム①:10日・栗東・P・良・4ハロン(51.9ー37.5ー11.5、馬なり)
好追い切りタイム②:13日・栗東・C・良・6ハロン(81.2ー65.0ー50.5ー37.1ー12.1、一杯に追う)
厩舎情報
いい感じで走れていました。マイルを意識したわけではないですが、いきっぷりが良くて自然とマイル仕様になってきたのでここへ。春のイメージとも違うし、坂路でも前進気勢があって、3歳時とは見られなかった行きっぷりの良さがあります。これでいい競馬ができれば、マイルCSも視野にいれます。
富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:コース傾向
ここでは富士ステークスで使われるコースの傾向をお伝えします。
東京・芝1600
スタートは2コーナー出口あたりに設定されています。
スタート後は、そのまま3コーナーに真っすぐ向かっていくレイアウトです。バックストレッチの途中から上り坂がありますが、前半は速くなりやすい傾向です。その後は3コーナーにかけて下っていきますので、このあたりから徐々にスピードアップを始める馬が多いです。
ホームストレッチは約520m。最終コーナーから直線に向いてからすぐ高低差は2mの約160mの上り坂があります。上り終えた後はほぼ平坦になり、約300mのホームストレッチを走り抜けます。前半は速くなりやすい傾向ですが、最後の坂を上った後にゴール前でもう一段末脚を伸ばすことが必要になります。
速い時計の決着時は、スプリンター型が有利で内を回ってくる馬が好走しやすいです。逆に、遅い時計の決着時は、末脚が発揮できる型で中距離型が好走しやすいという特徴があります。
富士ステークス2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:まとめ
良くも悪くも春とは状況が違う馬が多く、この秋で様々な可能性を確かめるような面が見られます。故障明け、半年以上の休み明けなどの状況もありますが、ここでしっかりと結果を残せれば、来春にむけて方針も固められると思います。そういった意味では、将来の可能性を探る重要な1戦になります。
春に苦い経験をしているのでここで払拭したいところですが、秋競馬はまだ続くので無理なく走り切ってほしいと思います。くれぐれも再びケガをするような事態だけはなりませんように。