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この記事では2021年「京都大賞典」出走予定馬の追い切り考察と勝ち馬予想について記載しています。
京都大賞典は、10月10日(日)阪神競馬場で行われるG2・芝2400mのレースです。京都競馬場が改修工事ため、今年は阪神競馬場での開催なります。
秋の天皇賞、ジャパンカップ、有馬記念などの中長距離のG1を占う重要なレースだけに、毎年見逃せない一戦となっています。
皆さまの予想の参考になれば幸いです。
当週の10月9日(土)には、2歳馬重賞も行われます。今年は例年以上に小頭数ですし、狙い目も絞りやすくなっています。本記事と併せてぜひご覧ください。気になる予想はこちらからどうぞ↓

当週の10月10日(日)には、毎日王冠が行われます。東京1800mという特殊な舞台は、馬の力も重要ですがコースや距離との相性も重要です。予想記事で詳細を記載していますので、本記事と併せてぜひご覧ください。気になる予想はこちらからどうぞ↓

- 京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:勝ち馬予想と考察
- 京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬一覧
- 京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬の考察
- 京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:コース傾向
京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:勝ち馬予想と考察
勝ち馬予想は次の通りなりました。各出走予定馬や考察、評価点数はこの後に記載しています。
勝ち馬予想と考察
◎(本命):ヒートオンビート
〇(対抗):ステイフーリッシュ
▲(単穴):アリストテレス
△(連下):モズベッロ
本命はヒートオンビート
阪神の芝では7戦して(1.5.0.1)という非常に相性の良い成績です。今回と同じ舞台でも(1.2.0.1)と安定しています。唯一馬券に絡まなかった西宮Sでは、進路が狭くなり、完全に持ち味の脚を発揮することができていませんでした。もてあますという方が適切かもしれません。前走の目黒記念では、先行馬が有利なスローペースではありましたが、メンバー最速の末脚で2着に入るなど、地力の強さを証明して見せました。勝ち馬とは位置取りのさもありましたが、もともと崩れずに走れるタイプです。走りなれたコースでもありますので、スムーズに立ち回れれば重賞初制覇もあり得ると思います。
対抗はステイフーリッシュ
前走のオールカマーでは心房細動明けでしたが、5着に入りました。大外枠からのスタートでしたが、ロスを最小限に抑え、勝負どころに備えていました。実際には手ごたえ以上に盛り返す内容でしたので、心房細動の影響はないと思っていいでしょう。ただ、決め手には欠ける印象ですので、うまく持ち味を生かせるような枠や位置取りなら上位争いはできると思います。
単穴はアリストテレス
菊花賞は2着という実績がありますが、春の成績はいまひとつの内容でした。秋からの実績からするいと尻すぼみといった感じです。夏を挟んでじっくりと立て直しをしてきているようですので、この馬の自在性のある走りを生かせれば、チャンスはあると思います。
連下はモズベッロ
大阪杯で2着、宝塚記念でも3着になるなど、G1でも上位に食い込める力があります。しかし、いずれも力がいる馬場に向くタイプでもあります。今回は休み明けに加えて、開幕週の馬場でこの馬の特徴が生かしづらい状況です。決めて勝負に対応できるかがポイントになりそうです。馬場が渋るような天気になれば、評価は見直すべきかと思います。
京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬一覧
今年の京都大賞典は14頭が出走予定です。登録馬は馬名、斤量、騎乗予定騎手の順で記載しています。
アイアンバローズ 56.0 騎乗予定:岩田望
アリストテレス 57.0 騎乗予定:デムーロ
オセアグレイト 57.0 騎乗予定:野中
キセキ 57.0 騎乗予定:和田竜
ステイフーリッシュ 56.0 騎乗予定:
ダンビュライト 56.0 騎乗予定:松若
ディアマンミノル 56.0 騎乗予定:荻野
ヒュミドール 56.0 騎乗予定:幸
ヒートオンビート 56.0 騎乗予定:戸崎
ベレヌス 56.0 騎乗予定:斎藤
マカヒキ 57.0 騎乗予定:藤岡康
ムイトオブリガード 56.0 騎乗予定:藤岡佑
モズベッロ 56.0 騎乗予定:池添
ロードマイウェイ 56.0 騎乗予定:松山
京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:出走予定馬の考察
ここでは出走予定している注目馬について考察していきます。各登録馬の考察と評価点数は次の通りです。本命馬は調教内容やデータ、傾向等から総合的に判断しています。そのため、必ずしも最高評価点数の馬が本命になるとは限りませんので、予めご了承ください。
アイアンバローズ 56.0 騎乗予定:岩田望
2.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 51.9-38.1-25.5-13.1(強め)
上村助手
「休み明けのぶん、しっかり動かしました。順調にきていて、ひと夏越して精神的に落ち着きが出てきた。2走前のような競馬ができれば重賞でも勝負になると思う。この馬が一番いいのは休み明けだよ」
前走
前走は道中も折り合いがついておらず、うまく乗れていたという印象はありません。馬が強かったように感じます。
中間調教
テンからびっしりと気合をつけ、上々の出来と言える時計をだしていました。ひと追いごとに気配は上向いてきていると感じます。
厩舎情報
特になし。
アリストテレス 57.0 騎乗予定:デムーロ
5.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 80.6-66.0-52.4-39.1-12.1(直一杯)
ヴァーダイト(馬なり)の内0.7秒追走・0.1秒遅れ
M.デムーロ騎手
「良かったですね。先生の指示で最後、気合を入れました。先週は重たい感じがあったけど、自分で動くようになっていますね」
音無調教師
「後ろから折り合って、時計も悪くない」
前走
前走は予定通りのポジションで競馬ができたと思います。しかし、途中馬場の悪いところを走らされたことにより、手ごたえが怪しくなりました。きれいな馬場ならまた違ったと思います。
中間調教
2週続けて併せ馬で負荷をかけていました。終いの反応も良好でした。順調な仕上がりだと感じています。
好追い切りタイム①:23日・栗東・坂路・稍・4ハロン(52.7ー38.0ー12.9、馬なり)
好追い切りタイム②:29日・栗東・C・良・6ハロン(80.9ー65.1ー51.0ー38.2ー11.9、一杯に追う)
厩舎情報
しっかりやってもらって、いい動きでした。夏休みを挟んでリフレッシュしているので、いい方に変わってくれていれば。また菊花賞時の走りを見てみたいね。巻き返したいです。
オセアグレイト 57.0 騎乗予定:野中
1.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・坂路・良
800m 54.1-39.1-25.5-12.5(馬なり)
グレイトミッション(強め)を0.5秒追走・0.2秒先着
菊川調教師
「坂路でしまい重点の動きは満足がいくもの。これで仕上がった。相手は強いが頑張ってほしいね」
前走
スタート直後から怪しげな内容でした。馬群についていくのが精一杯という印象で、最後まで良く走れたと思います。
中間調教
2週連続で僚馬を大差で追走する追い切り内容でした。意欲的な調教は好印象ですし、内容も迫力十分のダイナミックな動きで先着していました。仕上がりは良好だと思います。
好追い切りタイム①:前週・美浦・南W・良・6ハロン(82.9ー66.6ー51.4ー38.8ー12.4、馬なり)
厩舎情報
前走の後ろから行く競馬は厳しかったです。長い距離は合うし、大目標は来春の天皇賞なので、もう一回ここで阪神を走らせておきたい。中間はリフレッシュして春よりもいい雰囲気。休んだ分、2週前はもたつき気味だったけど、1週前の追い切りは動きも良くなっていました。この負荷で当週は変わってくると思います。
キセキ 57.0 騎乗予定:和田竜
5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 52.8-38.3-25.0-12.5(末強め)
ワイドファラオ(強め)を0.8秒追走・同入
辻野調教師
「2週続けてコースでしっかり負荷をかけたので、坂路でオーバーワークにならないように。仕掛けた程度ですが、本来の動きに戻ってきたように思います」
前走
早めに動いていきたかったかもしれませんが、最終コーナーで頭が上がるような感じがありました。その影響で加速がモタつき、スピードに乗れなかったように感じますが、直線では盛り返す一面もありました。
中間調教
ジョッキーが騎乗しての追い切りでした。騎乗の分もあると思いますが、テンから行きっぷりが良く、年齢的な衰えは全く感じさせない走りでした。
好追い切りタイム①:29日・栗東・C・良・6ハロン(81.8ー64.8ー49.8ー36.6ー11.8、一杯に追う)
厩舎情報
いつも通りなんですが、帰厩後は休み明けで馬体も緩んでいたのでしっかりと負荷をかけました。この子の優れているところは、その回復力。すぐに戻って、堕胎も一段と引き締まってくるはずです。香港や宝塚記念でもそうでしたが、ペースがあがる4コーナーで少しおかれ気味になるので、そこをどうカバーできるかがカギですね。
ステイフーリッシュ 56.0 騎乗予定:
7点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 54.2-40.0-26.2-13.3(馬なり)
矢作調教師
「追い切りは予定通り。中1週になるけど、むしろ良くなっている。心房細動明けを使って心臓も良くなり上積みはある」
前走
前走は心房細動明けのレースでした。恐る恐る調教やレースの準備をしていたと思います。そのため、馬体も緩くまだまだ仕上がりにかけている状態での本番となりました。それでもしぶとく脚をのばしていましたので、今のところ問題なさそうには思います。
中間調教
心房細動の影響もあり、前走は内容が緩すぎました。今回は1回使った効果もあると思いますし、状態は前回以上は確実です。あとは昨年と同じぐらいの出来まで近づけられるかでしょう。
厩舎情報
中1週でも去年(5着)よりいい状態だと思う。前走でも確認したが、心臓はもう大丈夫。前回は6~7割の仕上がりだった。今回は1回使って本番、みたいな感じ。京都記念ぐらいのデキはある。
ダンビュライト 56.0 騎乗予定:松若
0.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 52.0-37.8-24.6-12.5(馬なり)
スマートルシーダ(一杯)に0.3秒先着
松若騎手
「しっかりやれました。放牧から帰ってきて雰囲気は凄くいい。ある程度時計は掛かった方がいいので開幕週の馬場がどうか」
音無調教師
「調教は走りますからね。状態的には問題ない」
前走
スタートのよい前走でした。しかし、4コーナーを回る頃には、ジョッキーからの合図がでており、最後の直線では一杯になってしまっていました。
中間調教
2週続けて余力のある内容で、好タイムでした。半年ぶりの実績にはなりますが、動き自体に重たさは感じられません。力は出せそうな仕上がりです。
厩舎情報
1週前の追い切りは相変わらず、いい動きをしていました。良くも悪くも変わりない感じですね。年齢的な衰えは感じないので、あとは競馬に行ってゲートにうまく入れるかですね。
ディアマンミノル 56.0 騎乗予定:荻野
0.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 81.6-65.5-51.4-37.9-12.5(馬なり)
ケンハービンジャー(一杯)の外0.5秒追走・0.3秒先着
本田調教師
「動きは悪くなかった。北海道から帰ってきてからも順調。広いコースになった方がいい」
前走
前走は出走メンバーが強力でした。まだこれからという印象もありますが、ゲートの出も良くなっており、二の脚も使えるようになってきています。
中間調教
夏の疲れもなく、素軽さが見られました。状態は悪くないと見えます。
好追い切りタイム①:前週・札幌・ダ・稍・6ハロン(83.2ー67.2ー52.5ー38.6ー12.1、一杯に追う)
厩舎情報
特になし。
ヒュミドール 56.0 騎乗予定:幸
3.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・南W・良
5F 67.4-52.1-37.6-12.3(馬なり)
小手川調教師
「輸送も考慮して無理せず乗り手の感覚に任せた。課題のバランスは整った。夏場と比べたらいいほうだが、まだ上がる余地はある」
前走
前走はいい位置でレースができており、直線でもしっかりとした手ごたえで脚を伸ばしていました。そのまま突き抜けるかとも思いましたが、勝ち馬が強すぎました。
中間調教
1週前は僚馬を追走する形で追い切りでした。最後は気持ちがきれるような面があり、顎を上げて遅れていました。当週でどこまで変わってくるかでしょう。
厩舎情報
前走は雨による馬場状態や展開、位置取りとすべてがうまくいったと思います。向う正面から動き出す持久力をいかした競馬がはまりましたね。日経賞でいい競馬をしたので、オールカマーも考えたけど、前走からのローテーションも踏まえてここへ。牧場で立て直し、雰囲気はすごくいいです。
ヒートオンビート 56.0 騎乗予定:戸崎
5.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・芝・稍重
5F 63.4-49.8-36.9-11.8(馬なり)
友道調教師
「芝でサッとやりました。リズムよく走っていたし、動きも反応もよかったですね。以前はトップスピードに乗るのに時間がかかったけど、すぐに反応してくれますし、力を出せる舞台だと思います」
前走
以前よりもはるかに良い動きになっていた印象です。展開や運がこの馬に向きませんでしたが、成長や力があるところは見せられたと思います。
中間調教
徐々に負荷を強めていった効果もあり、走りに素軽さがでてきていました。当週のひと追いで仕上がりそうな状態です。
好追い切りタイム①:前週・栗東・芝・良・6ハロン(82.0ー65.8ー51.9ー38.2ー12.0、馬なり)
厩舎情報
前走は力は見せてくれたけど、ペースが合わなかった。山元から早めに戻して調整をしていますし、いい形で秋を迎えられますね。以前はエンジンのかかりが遅いイメージもありましたが、追い出してからすぐに反応してくれるようになって成長を感じます。距離は2400mぐらいがちょうどいい。
ベレヌス 56.0 騎乗予定:斎藤
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 52.9-38.1-24.8-12.4(馬なり)
杉山晴調教師
「無理せず好時計が出ているし状態は凄くいい。距離は延びるが、うまく自分のペースで運べれば」
前走
マイペースな道中でした。前走は調教時から良い印象があったようで、状態も上向いていました。勝つべくして勝ったという印象です。
中間調教
特になし。
好追い切りタイム①:29日・栗東・C・良・6ハロン(81.0ー66.1ー51.5ー38.2ー11.6、馬なり)
厩舎情報
特になし。
マカヒキ 57.0 騎乗予定:藤岡康
1.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.4-39.0-25.7-13.0(馬なり)
友道調教師
「年齢的に上積みはないが、さすがという動きをしている。強い相手でも、いつも大きく負けてないからね」
前走
内々を通り、ロスなく競馬ができていたと思います。少し早めに動きすぎたかなという印象もありますが、それよりも距離適性の問題だと感じました。
中間調教
時計自体は悪くありませんでしたが、動きのキレはまだ良化の余地があります。ここから変わってくるようならという印象です。
厩舎情報
問題なくきています。帰厩後は筋肉のハリが寂しく映りましたが、追い切りを重ねてハリがでてきました。展開が向けばと思っています。
ムイトオブリガード 56.0 騎乗予定:藤岡佑
0.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 82.5-65.0-50.3-37.2-11.9(馬なり)
角田調教師
「やる気もあって良かったと思うよ。休み明けでもいいんじゃないかな」
前走
特になし。
中間調教
攻めで動く馬らしく、スピード感十分の走りをしていました。状態面に不安はないように感じます。
好追い切りタイム①:前週・栗東・C・良・6ハロン(81.2ー65.5ー50.6ー37.0ー11.6、一杯に追う)
好追い切りタイム②:29日・栗東・C・良・6ハロン(80.5ー64.0ー49.8ー36.6ー11.8、一杯に追う)
厩舎情報
特になし。
モズベッロ 56.0 騎乗予定:池添
6点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.6-39.5-26.6-13.8(一杯)
森田調教師
「もう少し動くかなと思ったけど…。このひと追いで変わってくれれば」
前走
道中は手ごたえ良く運べていたように見えましたが、ペースが遅く、自分から動かざるを得ない内容でした。早く動いた分、内側にいる馬に有利な状況だったと思います。
中間調教
1週前追い切りは手前が替わらず、最後はもっさりしてしまいました。ただ馬体はスッキリしてきており、態勢は徐々に整いつつあると思います。
厩舎情報
宝塚記念は展開が向かなかった。3コーナーから外を回って仕掛けたが、あれば度外視していいレースだと思う。もともと使ってよくなるタイプだが、涼しくなって良化してきた。まだ8割くらいの仕上がりだが、緩いわりに動きが良い。ここでどんな競馬ができるか。
ロードマイウェイ 56.0 騎乗予定:松山
1.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 54.4-39.2-25.4-12.4(馬なり)
杉山晴調教師
「状態面に関しては気にしていない。変わりなく順調」
前走
特になし。
中間調教
テンからスムーズに加速していました。体調自体は良好な状態にあると思います。
厩舎情報
1週前の追い切りの動きはいつもいいタイプです。最近の競馬を見てもいつもとリズムが狂うと走るのをやめてしまう面がありますね。1800~2000mは忙しい感じもあるので、ここを使います。馬の気持ちと展開がかみ合ってくれれば。
京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:コース傾向
ここでは舞台になる阪神2400mのコース傾向について紹介します。
阪神・芝2400メートル(外回り)
内回りの芝2000mとほぼ同じコースレイアウトです。しかし、内を回るか、外を回るかで求められる能力が異なります。
ホーム前の途中、坂の下からスタートとなります。スタート直後に上り坂がありますので、最初のコーナーまでは約350mです。ここから外回りコースに入るまではほぼ平坦です。外回りコースに入ってすぐ約100m続く上り坂が待ち受けています。
残りのコーナーではほぼ平坦で、4コーナーすぎの残り約600m付近から、直線の半ばまで緩やかに下っていきます。直線距離は約470mで、ゴール前には急な上り坂が待ち受けています。
タフなコースで体力が必要とされ、最後の直線までその体力を残せるように、道中で消耗しない気性を持つ馬が好走しやすい傾向です。体力を温存できた馬たちが、最後の直線でスピード能力を競い合うレースとなります。
京都大賞典2021_勝ち馬予想と出走馬の追い切り考察:まとめ
例年の京都大賞典とは傾向が異なるレースですので、勝ち馬に求められる能力も異なります。
阪神の広い外回りコース2400mは、実力が反映されやすく、落ち着いた流れからの加速力勝負になる舞台です。今回のメンバーでは瞬間的な加速力を持った馬、持続力の長い加速力を持った馬が揃っています。
どういった展開になるかは、神のみぞ知るというところですが、当時の天気や馬場状態では狙い目も変わってくると思います。