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この記事では2021年「神戸新聞杯」の出走予定馬について考察して、勝ち馬予想までしています。神戸新聞杯は、9月26日の中京競馬場メインレース・G2です。
当週は中山競馬場で「産経賞オールカマー」も開催されており、こちらにも狙い目の馬がいます。追って記事を出したいと思いますので、本記事と併せてぜひご覧ください。トレセン情報を基に予想時に取捨選択できそうな情報をご提供していますので、よろしくお願いいたします。皆さまの勝ち馬投票券購入の参考になれば幸いです。
※勝ち馬投票券の購入は自己判断・自己責任の下、ご購入をお願いいたします。


- 【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:勝ち馬予想
- 【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:出走予定馬(登録馬)
- 【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:出走予定馬の考察と評価点数
- 【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:レース傾向
【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:勝ち馬予想
勝ち馬予想は次の通りなりました。各出走予定馬や考察、評価点数はこの後に記載しています。
勝ち馬予想
◎(本命):シャフリヤール
〇(対抗):キングストンボーイ
▲(単穴):ワンダフルタウン
△(連下):ステラヴェローチェ
本命予想の考察
本命はシャフリヤールです。秋の充電期間を挟み、栗東に帰厩したのは8月12日。日程的に一か月以上の余裕を持たせじっくりと立ち上げてきました。馬体もたくましくなり、体も少し大きくなりました。これにより、よりバネがいかせる体つきになり、ディープ産駒の良さがでてきました。9月に入ってからは1、8、16日とウッドコースで3本の追い切りを消化。ここ2週は福永騎手を背に、長めから負荷をかけており、順調な仕上がり具合をアピールしています。フルゲートになった昨年と違い、今年の頭数であれば、ごちゃつくような心配もありません。当然ながら、メインターゲットは先にあると思いますが、結果や内容にこだわりたいところだと思います。
対抗予想の考察
対抗は、青葉賞2着のキングストンボーイ。春はダービーへの参戦を見送り、秋に備えました。2月の共同通信杯ではシャフリヤールとクビ差の2着になっています。内ラチ沿いで1頭になったぶんの差もあり、もう少し並べるような形になっていれば、結果は違っていたかもしれません。春に無理をさせなかったのは将来を見込んでの判断だと思いますし、夏を経てたくましさが増している印象です。夏は福島県のノーザンファーム天栄で過ごし、帰厩後も順調のようです。1週前の15日には開門直後の芝コースで行われ、5ハロン68秒4、ラスト1ハロン11秒9をマークしました。このタイムか見ても順調ですし、休み明けでも調整は整っていると感じます。牧場でも乗り込んでいたようですし、春に無理をさせなかったぶん、馬もしっかり成長している印象です。中京の2200mという条件もいいと思います。
単穴予想の考察
単穴はワンダフルタウン。青葉賞の勝ち馬ですが、速い脚はありません。しかし、前めから持久力を生かせれば見直せる1頭だと思います。春は蹄の不安で間に合わないかと思われましたが、何とか青葉賞優勝からダービーへと駒を進めることができました。順調さという点で他馬に大きく遅れをとっていたのが痛かったですが、夏の休養を経てその不安も解消できました。今は春と違って、しっかり追いきれています。馬体面も数字はほぼ変わりありませんが、中身が全く異なります。馬体が完成に近づいてきた印象です。15日の一週前追い切りではウッドコースで5ハロンを67秒0、ラスト3ハロン37秒6、12秒0をマークし、2週前の追い切りでもジョッキーが良い手応えを感じていたようでした。今回はさらに良くなっていたようですので、良い形でレースに向かえると思います。
連下予想の考察
連下筆頭はステラヴェローチェ。サウジアラビアRCで重賞初制覇となりました。今年の始動戦の共同通信杯こそ5着でしたが、皐月賞とダービーは共に3着。前走は中団後方を追走して、直線ではメンバー最速タイの上がり3ハロンをマークしており、勝ち馬から0.2秒と地力を示しています。放牧先からは8月11日に帰厩。9月16日はウッドコースで吉田隼人騎手を背に一杯に追われ、6ハロン80秒1、ラスト1ハロン12秒2をマークしてスワーヴアラミスに先着しました。一週前はしっかりやって動きも良く、まだこれからの馬という印象も受けますが、春に比べてパワーアップしている印象です。中京は初めてだが、直線の長い舞台はいかにも向きそうです。
【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:出走予定馬(登録馬)
今年は11頭が出走登録をしています。登録馬は次の通りです。( )内は負担重量、騎乗騎手は予定です。
- イクスプロージョン(56.0) 騎乗予定:松山
- ヴェローチェオロ(56.0) 騎乗予定:未定 → 回避
- キングストンボーイ(56.0) 騎乗予定:ルメール
- シゲルソウサイ(56.0) 騎乗予定:岩田康
- シャフリヤール(56.0) 騎乗予定:福永
- ステラヴェローチェ(56.0) 騎乗予定:吉田隼
- セファーラジエル(56.0) 騎乗予定:鮫島
- テイエムタツマキ(56.0) 騎乗予定:高田
- モンテディオ(56.0) 騎乗予定:池添
- レッドジェネシス(56.0) 騎乗予定:藤岡康
- ワンダフルタウン(56.0) 騎乗予定:和田竜
【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:出走予定馬の考察と評価点数
各登録馬の考察と評価点数は次の通りです。本命馬は調教内容やデータ、傾向等から総合的に判断しています。そのため、必ずしも最高評価点数の馬が本命になるとは限りませんので、予めご了承ください。
イクスプロージョン(56.0) 騎乗予定:松山
1点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.1-38.5-25.1-12.7(末強め)
アールスター(馬なり)に0.7秒先行・0.1秒遅れ
杉山晴調教師
「ここ最近、だいぶ動けるようになってきました。間隔が開いていた前回を叩いて、状態面の上積みはありそうです」
前走
道中はいい感じだったのですが、4コーナーで外に振られるロスが痛かったです。ここがスムーズであればもっと上の着順に来られていたと思います。
中間調教
3頭合わせで一番後ろから最内に進路を取って馬体を合わせました。2頭に先着を果たし、追ってからの伸びの良さをアピールしていました。
調教内容○
15日・C稍重・6ハロン80.7-64.8ー50.5ー37.3ー12.3(一杯)
厩舎情報
特になし。
ヴェローチェオロ(56.0) 騎乗予定:未定 → 回避
1.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 53.5-38.5-25.0-12.5(叩き一杯)
サトノアヴァロン(馬なり)を0.2秒追走・同入
須貝調教師
「追い切りの動き自体は悪くなかったと思います。今回と同じ舞台でも走っていますからね」
前走
いいポジションでレースができていましたが、ラストは脚が止まりました。
中間調教
特になし。
厩舎情報
特になし。
キングストンボーイ(56.0) 騎乗予定:ルメール
4点/10点
【考察内容】
最終追い切り
美浦・南W・良
6F 84.9-68.2-52.2-37.7-11.6(馬なり)
シハーブ(馬なり)の内0.3秒追走・同入
藤沢和調教師
「春先よりいいね。体重も増えているし、併せ馬も順調にできている。馬はしっかりしているね」
前走
まだ子供っぽいところがレースでも見られます。それでも距離はこなせましたし、最後はいい脚を使ってゴール前でよく伸びていました。もう一歩届きませんでした。
中間調教
坂路とコースを併用していました。入念に乗り込まれており、一周前は芝で軽快な脚さばきを披露していました。心身ともに休養で良い方に向いた印象があります。
調教内容○
8日・ウッド良・6ハロン83.5ー68.3ー53.5ー39.3ー12.2(馬なり)
厩舎情報
見ての通り、順調です。休み明けになるけど息遣いはいい。牧場でも乗り込んでもらっていたしね。いい夏休みになったんじゃないかな。春に無理をしなかったぶん、馬の感じは良くなっている。中京の2200mという条件もいいと思う。
シゲルソウサイ(56.0) 騎乗予定:未定
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 54.2-39.0-25.1-12.6(馬なり)
前走
特になし。
中間調教
特になし。
厩舎情報
特になし。
シャフリヤール(56.0) 騎乗予定:福永
9.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 51.2-38.0-24.9-12.2(馬なり)
スカリーワグ(末強め)を0.9秒追走・同入
福永騎手
「先週動けていたので強くはいらないと思っていた。引っ張ってくれた馬が速かったので、時計は少し速くなったけど、無理はさせていない。順調にきているね。体もしっかりして、乗っている感じも悪くない。いい状態で使えるね」
藤原英調教師
「1週前でいい感じに出来たので、今週に関しては調整していくという感じで時計を出しました。いつも通りに坂路で併せ馬の形で行いました。とても良かったと思います」
前走
厳しい展開で周りを見ながらのレースだったと思います。決してスムーズな内ではなかったですが、騎手だけでなく馬の力が影響したレースでもありました。追い出しをギリギリまで待たざるを得ない状況でしたが、最後に素晴らしい脚を使っていました。
中間調教
16日に併せ馬を行い、約2馬身ほどの追走から僅差の先着でした。仕掛けてから鋭さのある末脚を披露していました。少し体が大きくなった印象で、バネがありディープ産駒の良さが目立ちます。
厩舎情報
順調に来ている。体が大きくなって中学生が高校生になった感じ。乗った後に減らなくなって、調整がだいぶ楽になった点に成長を感じる。心技体ともに成長しています。中京芝2200mの条件はいいし、ポテンシャルを発揮できるようにうまく導いていければ。じっくり乗ってきて、乗り込みを足りているし特に不安な点もないです。左回りも前走で結果を出しているし、どの競馬場でも対応できている。ダービー馬として1戦1戦いい走りを期待します。
ステラヴェローチェ(56.0) 騎乗予定:吉田隼
7.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 50.2-36.8-23.9-12.0(一杯)
吉田隼騎手
「いい動きを感じました。今日の追い切りは、最初に先行した馬と離れてしまって併せ馬にならなかったのですが、この馬にとっていい内容でした。(成長については)パワーアップしている部分はありますが、精神的にはまだまだ幼く難しい部分があります。その分伸びしろがありそうです。一戦一戦使いながら学習していってくれればと思っています」
須貝調教師
「馬なりで少し仕掛けただけで、この動き。ひと夏を越して相当パワーアップしている。ダービー馬との差をどれだけ詰められるか」
前走
思ったほどペースが流れませんでした。その影響もあり、脚がたまり最後にいい脚を使っていましたが、運が向きませんでした。展開次第ではダービー馬になるチャンスや力はあったと思います。
中間調教
僚馬のスワーヴアラミスと併せ馬でした。道中は約1秒差がありましたが、外へ馬体を併せて半馬身ほどの先着でした。8月半ばから調教再開後、初めてしっかり追われていました。これが今週につながれば。
調教内容◎
前週・坂路良・4ハロン52.7ー38.2ー12.2(馬なり)
16日・C良・6ハロン80.1ー64.7ー50.4ー37.6ー12.2(一杯)
厩舎情報
早めに入厩させたけど、雰囲気はいいですね。1週前はしっかりやりました。動きも良かった。まだこれからの馬ですが、春に比べてパワーアップしています。
セファーラジエル(56.0) 騎乗予定:鮫島
1点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 85.1-68.8-54.0-39.6-12.0(馬なり)
高柳大調教師
「体はできているので、リラックスさせて折り合い重視でやりました。体が良くなってきたことで、リラックスして走れるようになってきました」
前走
調教からコントロールが難しそうな馬だと感じてました。前走はリズム良く走れていましたが、まだ難しさが残っていました。改善すればもっといい走りができると思いますが、前走は直線で差をつけていますし、良い内容で勝つことができたと思います。
中間調教
単走でびっしり追われていました。大型馬ですが、シャープな脚さばきだった印象です。
厩舎情報
一週前追い切りは折り合い重視でいい感じでした。以前に比べて馬が力をつけていてジョッキーとうまくはまっていましたね。精神的な成長が伺えます。あとは実践で変に行かされないよう、うまく足を溜めていきたいですね。前走のような競馬ができれば理想です。
テイエムタツマキ(56.0) 騎乗予定:未定
0点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
5F 70.2-54.4-40.1-12.0(G前仕掛け)
クリノクラール(馬なり)の外1.0秒先行・0.1秒先着
武英調教師
「(近走が)全然走れていないので、馬は傷んでいません。もともと使いつつのタイプですし、状態はいい感じです」
前走
特になし。
中間調教
調教内容○
15日・芝稍重・5ハロン66.0ー49.6ー36.5ー12.5(強め)
厩舎情報
特になし。
モンテディオ(56.0) 騎乗予定:池添
3点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・CW・良
6F 81.8-66.2-51.7-38.4-12.3(強め)
前走
休み明けを叩いたことで中身がしっかり準備でき、レースに臨めていたと思います。少し早めに動いていきましたが、池添騎手がうまくさばき、馬もこれに応える形になりました。最後も余裕があったように感じます。
中間調教
単走で馬なりのメニューでした。函館、札幌を連戦した疲れもなさそうでスムーズに動いていました。
厩舎情報
特になし。
レッドジェネシス(56.0) 騎乗予定:藤岡康
3.5点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・芝・良
6F 81.8-64.2-49.2-35.9-11.7(馬なり)
藤岡康騎手
「動き、時計とも文句なし。早くから活躍していた馬だし、中京で重賞も勝っている。いいイメージを持って乗りたい」
前走
初めてのG1でプレッシャーもあったと思います。それでも、しまいはしっかり来ていますし、よく頑張っていた方でした。今日の経験が先に繋がれば、また面白くなるでしょう。
中間調教
脚色はパートナーに見劣っていましたが、道中は1秒弱追走するハンディがありましたので不安はないと見ていいでしょう。
調教内容○
前週・芝良・6ハロン81.9ー66.1ー51.4ー37.6ー11.8(馬なり)
厩舎情報
入厩当初は太かったけど、徐々に良くなっています。2週前追い切りも良い動きでしたし、一瞬前をやっていい感じに仕上がると思います。春からずっと秋くらいに良くなると言っていましたし、思惑通りに成長していますね。
ワンダフルタウン(56.0) 騎乗予定:和田竜
6点/10点
【考察内容】
最終追い切り
栗東・坂路・良
800m 52.3-37.9-24.5-12.1(一杯)
西加助手
「先々週、先週と併せて、しっかり乗り込めている。体重が増え背中がしっかりして、体幹が強くなった。シャフリヤールとの切れ味勝負では分が悪いので、持久力勝負に持ち込みたい」
前走
前走はスローの流れになりましたが、ハミを噛まずにリズムよく走れていました。3コーナーで他馬と接触してしまったこともありますが、早すぎた時計に対応できなかった印象です。状態は良かっただけに、これからの課題となりそうです。
中間調教
3頭併せで追走し最内へ馬体を併せて大差の先着でした。柔らかいフットワークは健在でした。
調教内容◎
前週・C良・6ハロン79.9ー64.8ー50.3ー37.3ー11.8(一杯)
9日・C重・5ハロン68.0ー52.9ー38.5ー11.6(一杯)
厩舎情報
いい放牧期間を過ごせたのでしょう。数字からは同じように見えるかもしれませんが、中身はかなり成長しています。今が充実期といえるのでは。
【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:レース傾向
ここではレースで使用されるコース傾向をお伝えします。
中京・芝2200メートル
ホーム側直線の4コーナー側にあるポケットからの出走です。
1コーナーまでは約500m。スタートしてから、約200メートルで上り坂が待っており、その後は1コーナー手前から向正面の途中まで緩やかに上ります。そして、向正面途中から最後の直線の入り口まで緩やかな下りが続きます。ゴール前の直線は約400m。
ホーム側直線の坂を2回上ることになるため、スタミナや持久力が要求されるタフなコースです。
【予想】神戸新聞杯2021_前走→中間調教→最終い切り考察と勝ち馬予想:まとめ
三冠馬として記憶に新しい、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイルはいずれもこの神戸新聞杯に出走しました。しかも3頭ともきっちり勝ち馬になっていますので、このレースは非常に重要度の高いレースだと言えます。
また、神戸新聞杯は菊花賞へのトライアルレースにもなっており、過去の優勝馬(ゴールドシップ、エピファネイア、サトノダイヤモンド)は、その後の菊花賞も制覇しています。今年は中京開催となりますが、ここでの活躍は菊花賞にも影響しますので、どの馬もしっかりと調整してきています。
今年はどのようなレースになるのか当日が待ち遠しいですね!