秋競馬に向けて順調に調整を進められている馬もいれば、そうでない馬もいます。
しかしながら、どの馬も懸命に調整を進め、次のレースで勝つために準備をしているので、焦ることなく各馬に合わせた調整を進めてもらえたらと思います。
今回はデアリングタクトとワールドプレミアです。これまでと同じく2頭の様子や出走予定レースについて紹介します。
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【秋競馬2021】デアリングタクトとワールドプレミアの次走は?最近の様子は?最新情報!
デアリングタクト
- 父 エピファネイア
- 性別 牝
- 馬主名 (株)ノルマンディーサラブレッドレーシング
- 母 デアリングバード
- 馬齢 4歳
- 調教師名 杉山 晴紀(栗東)
- 母の父 キングカメハメハ
- 生年月日 2017年4月15日
- 生産牧場 長谷川牧場
- 母の母 デアリングハート
- 毛色 青鹿毛
- 産地 日高町
- 馬名意味 大胆な+Tactics(戦法)より。大胆な戦法。父、母名より連想
上期
昨年は、デビューから6連勝で見事に三冠牝馬となったデアリングタクト。
今年は金鯱賞が始動戦となったが、4カ月ぶりのレースで感覚が鈍ったのか、伏兵に逃げ切られ2着という結果であった。その後は、香港クイーンエリザベス2世カップにも出走したが、思うように伸びきれず3着。ジャパンカップで初黒星がついてから3連敗になり。悪い流れを断ち切りたいところだったが、帰国後の着地検疫中に右前足の腱靭帯炎が発覚したため、予定していた宝塚記念を回避した。
上期後~現在
宝塚記念の回避を決めた後は即休養入りをし、福島県いわき市にあるJRA競走馬リハビリセンターで復活に向けて懸命な治療が続けられている。関係者は「ダメージを負った部分が非常に珍しい部位でしたが、順調に回復しています。8月の終わりになって速足ができるようになったところです。」話している。
また、「故障箇所が速歩で負荷が一番かかる部分で、ここを乗り越えるようなら更に1段階あげますし、そうでなければ様子を見る形になると思います。あくまでも希望的観測ですが、来春あたりに復帰できればいいなと考えています。」と続けた。なお、所有クラブからは次のようなコメントがでており回復は順調なようで、11日にノルマンディーファーム(北海道新ひだか町)に移動して調整を進める予定だ。
「トレッドミルでの歩様のぎこちなさ以外は問題なく、昨日(9日)行った最後の検査でも数値に悪化は見られませんでした。順調に回復していることがうかがえましたし、良化傾向の状態で送り出せてまずはひと安心。デアリングタクトをまたターフで見られることを願っています。」
次走情報
来春のトライアルレースあたりが濃厚ですが、現状次走は未定。回復も順調に進んでいることから、再び元気な姿をタフで見せてくれることを心待ちにしたい。
ワールドプレミア
- 父 ディープインパクト
- 性別 牡
- 馬主名 大塚 亮一
- 母 マンデラ
- 馬齢 5歳
- 調教師名 友道 康夫(栗東)
- 母の父 Acatenango
- 生年月日 2016年2月1日
- 生産牧場 ノーザンファーム
- 母の母 Mandellicht
- 毛色 黒鹿毛
- 産地 安平町
- 馬名意味 世界規模での上映会を目指して
上期
上期は、3月の日経賞から始動し天皇賞(春)に向かった。デビュー以降、長距離路線で安定した成績を残しており、今春の天皇賞でもその力を十分に発揮し菊花賞に次ぐ、2勝目のG1を飾った。
一時は3歳の冬から約1年間長期休養に入っていたため、様々な心配をされていたが、休み明けのジャパンカップでは6着、続く有馬記念では5着に入賞するなど、底力と成長度を見せつけている。
上期後~現在
前走後は、北海道安平・ノーザンファーム早来で英気を養っている。関係者は「天皇賞は全馬が全力を出す大変な競馬でしたし、レース後はガタっときたけどみるみる回復しました。先日北海道で見たけど、迫力がでていましたね。すごい体になっています。」と良化している様子を伝えている。
前走で改めてスタミナがあることは証明され、昨年出走したジャパンカップは休み明けで6着のため、秋からの始動に期待を寄せる関係者も多い。なお、帰厩は9月半ばを予定している。
次走情報
次走は、天皇賞(秋)から始動する予定。
その後はジャパンカップ(11月28日、東京G1、芝2400M)か、香港国際競走(12月12日)への出走が有力だ。
【秋競馬2021】デアリングタクトとワールドプレミアの次走は?最近の様子は?最新情報!:まとめ
デアリングタクトの様子が気になっていましたが、経過は順調に良化傾向で非常に良かったです。今年中は、彼女の走りをみることはできない可能性が高いですが、来春の復帰レースで変わらぬ走りを見せてくれることを期待しましょう。
ワールドプレミアは今が充実期。馬体や走りには要注目だと思いますよ!
次回は個人的に気になる馬を一気に紹介したいと思います。